1996年[ 年報 ] : 年報10号

年報10号

中谷電子計測技術振興財団

概要

目次

設立の趣意
役員・評議員および事業の概要
I. 技術開発に対する助成事業
技術開発研究助成金贈呈式の開催状況
II. 技術交流に関する支援事業
特別講演・宇宙と物質と生命
平成5年度(第10回)技術開発助成研究成果報告
平成7年度技術交流助成成果報告
技術開発に関する研究助成状況
技術交流に関する助成状況


設立の趣意

 わが国経済社会の高度化は,1970年代以降急速に進展しています。これは,わが国の唯一の資源でもある恵まれた頭脳資源を,十分に活用することで達成されたものです。特にコンピュータを始めとするエレクトロニクス技術の発展が重要な役割を果たしてきました。
 これらのエレクトロニクス技術の発展は,優れた電子計測技術の基盤の確立か無くしてはありえません。今後わが国のエレクトロニクス技術の一層の発展を実現する上で,電子計測技術基盤の一層の強化か大切であります。電子計測機器がエレクトロニクスのマザー・ツールであるといわれる所以でもあります。
 政府におかれましても,その重要性を十分認識され,電子計測技術甚盤の確立のためにいろいろな施策を展開されております。
 このような客観的諸情勢から故中谷太郎初代理事長は,電子計測技術の発展を推進し,産業基盤の確立に貢献することを強く念顧され,昭和59年4月に財団法人「中谷電子計測技術振興財団」が設立されました。
 当財団は,技術開発・技術交流の推進, 技術動向等の調査研究等を行うことにより,電子計測技術の基盤の確立に微力をつくす所存でございます。このような主旨をこ理解の上,当財団にご指導,ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。


設立年月日 昭和59年4月24日
基金 6億2千万円

役員
理事長
木村 英一 元大阪市立大学学長・名誉教綬

専務理事
橋本 禮造 東亞医用電子株式会社 代表取締役社長

理事
梅垣 健三 元奈良県立医科大学学長・名誉教授
宇都宮 敏男 東京理科大学教授 東京大学名誉教授
三輪 史郎 (財)沖中記念成人病研究所所長
中谷 正 東亞医甲電子株式会社 監査役
伊藤 健一 当財団 事務局長(兼務)

監事
麻植 茂 公認会計士
本田 親彦 公認会計士


評議員
川越 裕也 東大阪市立中央病院名誉院長
藤井 克彦 大阪大学名誉教授
斎藤 正男 東京電機大学工学部敦授・東京大学名誉教授
屋形 稔 新潟大学名誉敦授
八幡 義人 川崎医科大学内科学教授
家次 恒 東亞医用電子株式会社 常務取締役
太 有郷 東亞医用電子株式会社 専務取締役


事業の概要
電子計測技術の発展を推進し,産業基盤の確立を図ることにより,わが国経済社会の発展および国民生活の向上に資することを目的として,次の事業を行います。
■電子計測技術分野における技術開発に対する助成
電子計測技術分野における先導的技術開発活動を促進するため,これに助成します。
■電子計測技術分野における技術動向等の調査,研究
電子計測技術分野の実態および種々の問題について調査研究を行い,または,助成します。
■電子計測技術分野における技術交流に関する支援
電子計測技術分野における技術の交流を推進するため,内外の研究者等の交流に対する助成,シンポジウムの開催等を行います。
■電子計測技術分野に関する情報の収集,提供
電子計測技術に関する情報文献,資料等を収集整理し,その広汎な利用を図るための種々の活動を行います。


I 技術開発に対する助成事業
 国際経済社会において,貿易収支のアンバランスなどの諸問題により,かつてない大きな転換期に直面している我が国にむいて,自主技術による技術立国が提唱され,かつ先導的技術開発の創出が急がれている。
 このため,当財団にむいては,中核事業として電子計測技術分野における先導的技術開発活動を促進するため,大学及びこれに準ずる研究機関に対して研究助成を昭和59年度から実施してきた。その概要を次に述べる。

1. 助成対象研究の募集
 産業技術の共通的・基盤的技術である電子計測技術は極めて広汎な分野に亘るが,その中で,健康で、明るい人聞社会を築くために重要な役割を果すと考えられる技術開発分野として,理学・工学と医学・生物学の境界領域としての学限的研究である「生体に関する電子計測技術」の進展がますます要請されている。
 かかる状況を勘案し,当財団では対象を次のように定めて,毎年9月末日を締切として助成対象研究を募集してきた。

対象研究課題 生体に関する電子計測技術
助成対象 独創的な研究であって,実用化が期待されるもの。または,実用化のための基盤技術となるもの。

2. 審査委員会
 応募のあった助成研究申請書の内容を,中路幸謙委員長ほか6名の学識経験者からなる審査委員会において,再三にわたる慎重かつ,厳正な審査が行われ,助成対象研究テーマが選ばれた。

3. 研究助成金の贈呈式
 審査委員会の審査を経て選出された夫々の研究開発テーマの研究責任者に対して、平成7年度は技術開発研究助成金の贈呈式を神戸ポートピアホテルにおいて、多数の関係者、来賓を迎えて盛大かつ厳粛裡にとり行った。
 この際,各研究者より研究内容の概要を発表していただいているが,好評を博している。
 また,研究助成金の贈呈式後,祝賀を合めて,懇親会を開催し,相互に,よろこびと意見の交歓をしあった。
 平成7年度の研究助成金の贈呈については次のとおりである。

年度 贈呈式年月日 助成件数 助成金総額
平成7年度 平成8年2月23日 9件 1,820万円


第12回(平成7年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

4. 特別講演会
 研究助成金の贈呈式と併せて、財団設立10周年を記念して、文化勲章の受賞者で国際的な宇宙開発の権威である東京情報大学小田稔学長を講師として、「字宙と物質と生命」と題する特別講演会を開催し好評を博した。


技術開発研究助成金贈呈式の開催状況
(注:写真/PDFに記載)


贈呈書の授与
(注:写真/PDFに記載)


研究計画の発表
(注:写真/PDFに記載)


特別講演される 小田稔学長
(注:写真/PDFに記載)


記念懇親会
(注:写真/PDFに記載)


II 技術交流に関する支援事業

1.技術交流助成事業
 電子討測技術を促進するためには,国際化時代に対応して,内外の研究者相互の先端技術の国際的交濯が不可欠てある。このため次のとおり,国際的会議等への出席者に対して助成を行った
 これらの会議等において活溌な技術交流店動が行われだ。

技術交流に関する助成金贈呈者
(注:表/PDFに記載)

2.技術交流研究会
 理学,工学と医学,生物学との境界領域にある学際的研究は,医用生体工学をはじめバイオテクノロジー等,広くそのニーズがますます隆まっている。
 このため,かかる分野における共通的,碁盤技術である「生体電f蓋t測技術」に関する研究課題について,関連する専門家の研究者が交流し,ニーズ,シーズに関して討議し,今後の方向等を探求することを目的として,‘り財団内に,生体電子計測研究会を昭和60年12月に設骰した。
 本研究会は、懇談会方式にて年間4回程度開催し、開催にあたっては、医学・生物学と理・工学関係の話題提供者を交互に定めて自由活達に討議を進めてきている。研究会のメンバーは、下記のとおりである。
 以下に平成7年度の研究会の開催状況を示す。

生体電子計測研究会メンバー(50音順:敬省略)
伊関 洋 東京女子医科大学 脳神経センター医長
岡井 治 杏林大学保健学郎 臨床生理 教授
小野 哲章 日本工学院専門学校 メディカルエンジニア科 科長
川上 憲司 東京慈恵会医科大学 放射線医学教室 助教授
関谷 富男 鈴鹿医療科学技術大学 医用工学部 医用情報工学科 教授
多氣 昌生 東京都立大学工学部 電気工学科 助教授
辻 隆之 国立循環器病センター研究所 実験治療開発部長
土肥 健純 東京大学工学部 精密機械工学科 教授
橋本 大定 東京警察府浣 外科部長
舟久保 登 東京都立科学技術大学 電子システム工学科 教授
宮脇 富士夫 国立循環器病センター研究所 実験治療開発部 実験外科研究室長
守谷 哲郎 通商産業省 電子技術総合研究所 超分子部 主任研究官
山下 衛 筑波大学臨床医学系 救急部 部長(助教授)
渡邊 瞭 鈴鹿医療科学技術大学 医用工学部 医用電子工学科 助教授
渡邊 敏 北里大学医学部 麻酔科学 教授

(注:表/PDFに記載)


特別講演
宇宙と物質と生命
東京情報大学学長 小田 稔

 宇宙と物質と生命という課題は、これはギリシャあるいはエジプト以来人類か、いつも謎だと思ってきた3つのテーマでございます。
 さて、はじめに良くご承知のことと思いますラファェロの絵をお目にかけます。人類がある程度知的なあるいはアカデミックな考え方をするようになった根源と考えられるギリシャ・アテネのアカデミヤの絵でございます。
 プラトン、アリストテレス、ソクラテス、ユークリッド、アレキメデスのような人々が見えます。面白いことにアレキサンダー大王のような軍人と申しましょうか、そのような人が時々アカデミヤに来てはいろいろな人たちの話を聞いています。
 そういうことが、そもそも我々人類が多少なりとも学問的と申しましょうか思考という事をはじめた根源であろうかと思うわけであります。
 すなわち人類が、我々が物を考えようというギリシャ以来の考え方があり、考え方もいろいろまわりくどい無駄な考えをしたこともあるようでありますが、考えてきたテーマが「宇宙と物質と生命」であります。
 星空の向こうに何かあるのか、宇宙の向こうに何かあるのか、そして逆に物質を徹底的に細かく割ってゆくと何があるのか、最後に生命とは何かであります。この3つが常に大きな課題となるわけであります。
 まず物質をどんどん細かく分けてゆくとどこにゆくかということをやってみます。多分1ミクロンまでゆくと遺伝子の構造をつくっているDNAとか二重螺旋なりが見えてくる。
もっと細かくすると1億分の1センチまでゆくと原子が見えてくる。その原子の真中の原子核を千分の一まで細かく割ってゆくとプロトン(陽子)とニュートロン(中性子)のかたまりである。もっと分けていってプロトンとニュートロンがバラバラとなって来るとその素粒子を更に構成しているものが三つの粒子であることが25年位前に判ってきました。
 この構成粒子が多分窮極の素粒子かと思いますか、これをクオーク(QUARK)とよんでいます。
 さらにこれを分解することがでぎるかということが今の素粒子物理学者の非常に大ぎな課題となっています。
 さて今度は字宙の方に行ってみます。我々がいるこの場所からどんどん離れて行ってみますと地球が外から見えてぎます。
 もっと外にまいりますと太陽を中心とする惑星系に出てぎます。これは直径が1016センチメートル、約100分の1 光年という大きさのものです。もっと外まで出て光の速度で1万年位走って行くと天の川(銀河)の果に出てまいります。
 もっと遠いところまで行くと例えば1,000万年位かけて光が走って行くところまで行くともはや星の大集団ではなくなりましてモヤモヤしたガスになってまいります。
 もっと遠くまで光の速度で1億年から10億年位まで走らせたところに行くとそこにはプロトンとニュートロンのモヤモヤしたガスの集団となります。
 ここで一つだけめんどくさい話を鵜呑みにしていただぎますと、字宙は常に膨張しております。したがいまして私たちがうんと遠くを見ることは、うんと過去を見ることとなります。膨張するということで距離と時間か逆転します。
 字宙がバラバラになってしまった、つまり光が1億年から10億年かけて走る位のところの字宙というのは、実は宇宙か出来上がった頃、出来上がって1,000秒から10,000秒たったところなのであります。
 もっと過去に遡りますと、例えば10-40秒まで、宇宙か出来かけて時間が発生したその位のところまで行くと、光で走りまして100億光年位のところですが、そこはクオークの海となります。
 つまり、物質を窮極に分けていっても、又あるいはどんどん遠くに行っても、いずれもクォークの謎の中に我々は突入するというわけであります。
 生命のことは後でお話することとして、当面、宇宙と物質の源は実は同じようなもので、同じようなところで裏側でつなかっているということをご了解の上で今から宇宙のお話をしようと思います。
 我々が夜空を見ていますと天の川がみえてきます。天の川、星の集団を見ていますと非常に次々と不思議なものが見えてぎます。その中の一つで、ブラックホールというのがあります。中性子星があります。これは我々の知っている太陽とか普通の星とはまるで違っ
た種類のものです。
 例えばブラックホールというのは星が自分自身の重みで自分の中にめり込んで行くという判ったような判らないのがブラックホールであります。
 ブラックホールとか中性子星とかは1940年~1950年頃までは、我々理論物理学者が頭の中で空想的にまぼろしとして考えられていたものであります。ところが30 年前頃から我々が日常相手にすることが出来る対象となってぎました。
 それがX線天文学、X 線の星として姿を現わしたものでございます。
 ここでX線天文学のお話を一寸したいと思います。
 もともと空からX 線が来るぞということを最初に小さなロケットを使って見つけたのが私がアメリカに居た頃の恩師ブルノーロッシーという人でございます。
 X線は分厚い空気を通しませんので地球の外から来るX線は地表では見つけられません。
したがってロケットで空気の外に出る必要かあります。ブルノーロッシー先生がX線のカウンターで見ていると、空がいやに明るいということに気がつぎました。
 そのとぎ明るく輝いていたのがサソリ座であります。サソリ座から何か来ている。X線がぼやっと拡がっているのがX線の星であろうから、何とか星か雲か見わける手段はないかということでした。
 そこで思いついたのが、スダレのような、2枚のスダレのようなものを合せて、それで星を見て、星がチカチカするのを見るということでした。ロッシー先生はこれは京都の宿で見たスダレだねと大喜びでした。私がスダレのような装置をロケットにのせてチカチカ
するのが判りまして、これで星だなということが判りました。
 星であるならばどの位小さいのだろうか、もう一つは、星であるならばそこに本物の光の望遠鏡を向けて見たら何かいないかということになりました。
 そこでデンマークの国宝といわれたストレムグレン先生に相談したり、いろいろ探して行ったところ、X線の星が実はブラックホールあるいは中性子星であるということが判りました。
 中性子星というのは、100km位の大ぎさの太賜を数kmまで押し縮めてまいりますと大変な密度になります。そういう星のことを中性子星といいます。
 中性子星あるいはブラックホールに外からプラズマがズーツとふりかかってきますと、それがどんどん縮められて輝いてX 線を出す、そういうのがX 線星の正体だということがこのへんから数年経って判ってぎたのであります。
 1987年2月5日、日米英で作りあげた人工衛星をミューロケットでX線観測のために打上げたことかあります。これは〝ぎんが" と名付けられた衛星です。
 それからわずか3週間たらずで2月23日に大マゼラン星雲のはずれで星が急に輝きだしております。
 星がこのように輝ぎだすことを超新星(スーパーノバー)といいます。
 星が死にかけるときに、大燥発を起こします。
 人間が歴史というものを記録しはじめてから約3,000年の間に10回程星の爆発がおきていることが記録されています。日本人にとって最も古い記録に残るものは、1054年に牡牛座という星の側で爆発した星であります。それは藤原定家という歌人が明月記というエッセイの中にその記録を残しております。
 この1987年2月23日爆発した星はスーパーノバー(SN1987a) という星であります。
 その時に地球上にあってひょっとしたら星の爆発を見ることが出来るかも知れないと思われる人工の装置が3つありました。
 1つは日本の人工衛星〝ぎんが" であります。1つはソ連の宇宙基地にのっかっていたドイツのクワントという装罹があります。
 もう1つは神岡鉱山の地下1,000米に在った3,000トンの水タンクであります。
 これは東京大学の物理教室の小柴教授の研究集団が作ったものであります。
 今の素粒子論ではプロトンが多分1033年位の寿命で消えて無くなるかもしれないという予想があります。その時にパッと光を出す。そこで小柴教授達は1年に1回位は光を出すかも知れないということを考え出しました。プロトンか1033個入っているような大きな水タンクならば、この水タンクは誰も予想していなかった超新星からニュートリノが飛んでくればチカッと光を出すかも知れないのです。ニュートリノというのは、われわれか学生の頃絶対に見つからないという粒子でありますが、この水タンクの中でチカッと光を出すかも知れないというのかはんとうに2~3秒の間に11個チカチカと光ったのです。
 こういうふうにしてはじめて大型の水のカウンターで、神岡鉱山で見つかる筈のないといわれたニュートリノか見つかったということで大騒ぎとなりました。
 現在は神岡鉱山で5万トンの装置を作っております。
 さて、もっとどんどん遠い処に行くとどうなっているか、何が起きているか。天の川は1千億個の星が集まっている集団でありますが、一様に散らばっているのではなく、私達はこれを空の万里の長城といいますが、固まったり泡になったりしているわけであります。おそらく宇宙が最初に出来たとぎに、何かゆらぎのようなことがあって今のようになっていると想像されます。
 次に生命の話をいたします。
 ETという映画をご記憶かと思います。
 地球以外に人類に匹敵する、あるいはそれ以上の高度の文明があるのか、ETという生物が地球にやって来るという話があります。
 アメリカのプエリトリコという島の山間の谷にパラボラアンテナを設けた天文台が、どこからか変な電波が来ないかと探っています。この5年間に宇宙のどこからか、自然現象とは思えない変な信号が4回位来ています。これがETだとは決して云っていませんが、こんなお話があることをご紹介しておきます。すなわち、地球の外に生命があるかどうかは、生命の起源という根源的な問題に関わる事なのであります。
 さて、皆様ご存知と思いますか脳の研究の第一人者で伊藤正男先生という研究者がおられます。
 伊藤先生は人の心も脳の機能の一つであると思っておられるようです。
 伊藤さんと私とは理化学研究所で一緒におりましてお互に質問し合ったり論議しあったりしていました。
 私の夢は、一体人の心は物理の計測にかかるのかという質問でございます。
 もっと夢を見るならば、例えば人が高度な精神活動をやっている。音楽をやっている、言菓を考えているとぎに、脳の中を覗くことが出来ますかという問題であります。例えば脳が働くとカルシウムが流れ出るとか、そういうことを見ることが出来るだろうか。非侵
襲というお話がありますか、脳波とか脳磁でもいいですが、非侵襲的に頭にプローブをつけて非常に小さなテレメーターで遠方から見ながら、いろいろの事をやれれば面白いという夢を画いているところでもあります。
 これらが物理屋としての私が今関心をもっている問題であります。
 大変時間が長くなりましたがご静聴ありがとうございました。

講師略歴
大正12年2月24日 札幌市で出生
昭和19年9月 大阪帝国大学理学部物理学科卒業
59年1月 文部省宇宙科学研究所長
63年4月 理化学研究所理事長
12月 日本学士院会員
平成4年10月 ローマ教皇庁アカデミー会員
6年4月 国際高等研究所所長
7月 東京情報大学学長
6年 ヨーロッパアカデミー会員

昭和50年6月 日本学士院賞・恩賜賞
61年11月 文化功労者
平成3年6月 マーセルグロスマン会議賞
5年11日 文化勲章


平成5年度(第10回)
技術開発助成研究成果報告

散乱光による粒子計測を用いた血小板凝集能測定器の開発
超音波による動脈壁上の微小振動の計測に基づく早期動脈硬化症の非侵襲的診断装置
光音響分光法による高次生体機能の非侵襲的観測・評価に関する研究
超音波CTの開発と医用画像三次元再構成による三次元計測
キャピラリー電気永動法によるアポトーシス時の断片化したDNAの測定
骨格筋の粘性・弾性計数計測システムの開発と収縮特性評価への応用
脳神経外科手術における運動機能のモニタリングの開発
核磁気共鳴による体内温度分布の無侵襲画像化法に関する研究
血管内超音波法を用いた生体内での動脈硬化病変性状の定量的診断法の開発
光ビンセットを用いて細胞膜蛋白分子間の相互作用力を計画する技術


技術開発 に対す る 研究助成状況
年度 贈呈式年 月 日 助 成件数 助 成金総額
昭和59年度 昭和60年 2 月 28 日 6 件 1 , 600万円
昭和60年度 昭和61年 2 月 25 日 9 件 2 , 100万円
昭和61年度 昭和62年 2 月 27 日 9 件 2 , 050万円
昭和 62年度 昭和63年 2 月 26 日 9 件 1 , 950万円
昭和63年度 平成元年 3 月 10 日 8 件 1,880万円
平成元年度 平成 2年2 月 23 日 10件 2 , 110万円
平成 2 年度 平成 3年2 月 22 日 10件 2 , 010万円
平成 3 年度 平 成 4年2 月 28 日 12件 2,430万円
平成 4 年度 平成 5年2 月 26 日 10件 1 , 930万円
平成 5 年度 平 成 6年2 月 25 日 11件 2 , 100万円
平成 6 年度 平 成 7年3 月 24 日 11件 2 , 160万円


技術開発に対する研究助成状況
年度 贈呈式年月日 助成件数 助成金総額
昭和59年度 昭和60年2月28日 6件 1,600万円
昭和60年度 昭和61年2月25日 9件 2,100万円
昭和61年度 昭和62年2月27日 9件 2,050万円
昭和62年度 昭和63年2月26日 9件 1,950万円
昭和63年度 平成元年3月10日 8件 1,880万円
平成元年度 平成2年2月23日 10件 2,110万円
平成2年度 平成3年2月22日 10件 2,010万円
平成3年度 平成4年2月28日 12件 2,430万円
平成4年度 平成5年2月26日 10件 1,930万円
平成5年度 平成6年2月25日 11件 2,100万円
平成6年度 平成7年3月24日 11件 2,160万円

第1回(昭和59年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第2回(昭和60年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第3回(昭和61年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第4回(昭和62年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第5回(昭和63年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第6回(平成元年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第7回(平成2年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第8回(平成3年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第9回(平成4年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第10回(平成5年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)

第11回(平成6年度)技術開発研究助成対象研究
(注:表/PDFに記載)


技術交流に関する助成状況

技術交流に関する助成金贈呈者
(注:表/PDFに記載)