2017年[ 技術交流助成 (海外派遣) ] 成果報告 : 年報30号補刷

平成28年度 技術交流助成成果報告(海外派遣)・近藤 泰成

研究責任者

近藤 泰成

所属:豊橋技術科学大学大学院 工系研究科 情報・知能工学専攻

概要

会議等名称 24th Color and Imaging Conference
開催地 アメリカ合衆国 サンディエゴ
時期 2016 年 11 月 7 日~11 月 11 日

1)会議又は集会の概要
CIC24 (24th Color and Imaging Conference)は、色、光技術やイメージング技術に関する国際会議である。一般論文はオーラル発表か、ポスター発表のいずれかに分けられ、研究テーマについて議論を行った。また、ポスター発表者は研究内容について 2 分間のショートオーラルを行った。

2)会議の研究テーマとその討論内容
CIC では、「Functional illumination supporting the visual detection of plaques」という題目についての研究発表を行った。本研究では、照明のスペクトルを最適化することによって、歯垢検出を補助する光源を設計した。本会議では、色、イメージングのプロフェッショナルが集まっており、手法、結果に対して深い議論を行うことができた。特に、歯垢ではない汚れなどはどう対処するのかなどの質問を多く受けた。また、歯科医に助言を受けることや共同に研究を行うことなど歯の専門家と協力することを多く勧められた。

3)出席した成果
本国際会議は私にとって、2 回目の国際会議であった。前回は情報系の学会であり、研究結果について、深く議論することが出来なかったが、本会議は、色、イメージング技術における有名な学会であり、研究内容、結果に対して多く議論することが出来た。また、初めてのポスターセッションであり、オーラルに比べ多くの研究者と話し、議論することができた。ただ、相手の意見を理解できない場面、言いたいことが伝えられない場面があり、英語力不足を痛感した。今後の課題として英語力を向上させていきたい。ポスター発表では途切れなく参加者が訪れ、セッション時間である 1 時間半を超え、発表を行った。ポスターでは結果をメインに図を多く用いたため、より視覚的に結果を訴えることが出来たのではないかと思う。本会議に参加することによって本研究の新たな課題を発見するなど、研究に対する刺激を受けることができ、私の研究生活においてとても有意義だったと考えている。